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2025/05/28 03:41 |
壱城あずさアットホームサロンコンサート
約5年半ぶりのブログです。
今回、しーらんのイゾラに際して自分で書いたみきちぐさんイゾラの記事を読み返したらとても楽しかったので(笑)、未来の自分のために今回も書き残しておこうと思いました。

と言う訳で、第30回イゾラベッラサロンコンサート「壱城あずさアットホームサロンコンサート」、6月29日(水)初日に行ってまいりました。

セットリストは以下のとおり。

民衆の歌
バードランドの子守歌
I Belive in Love, We Belive in Love
愛の煉獄~愛のため息
ワインレッドの心
遠く遠く
Signal
かわらぬ思い
青い星の上で
僕は怖い
ママは僕の鏡だから
闇が広がる
(アンコール)希望の瞳

それではレポ行きます。MCの言葉等はうろ覚えです。私の感想交じりですうるさくてすみません。

【入場】

軍服でした!
紺色に金モールの肩章、白いサッシュベルト等々、豪奢に装飾された軍服。白いパンツに白いスターブーツ。金髪が映えて美しく、恐ろしく格好よかった。客席から息を呑む音がした。
その出で立ちでレ・ミゼラブル『民衆の歌』を歌いながら入場。壇上で改めてご挨拶。
「軍服が着たくて軍服にしました!やっと着られました!」と両手を広げてポーズ決める姿に客席から拍手が(笑)。「ナポレオンでも秘書の役で着られなかったし、こうもりのラモン大佐も軍服かと思ったらあの面白い(と言ったと記憶)衣装だったし」「最初は軍服に合う歌にしたいと思って。まあ歌っているのは民衆なんですけど(笑)」…勇ましい感じということかなと理解しました。
「入ってくる前は心臓の音ってこんなに聞こえるんだと思うくらい緊張してたんですが、入ってきたら知ってる顔がいっぱいで安心しました!」と。

【今までの公演曲】

2曲めは「皆さんからもリクエストをいただいた」という、REONで歌った『バードランドの子守唄』。
歌詞もREONの時の歌詞でしたが、クラブレオンはクラブガッツに変えていました(笑)。途中で「皆様本日はようこそクラブガツツへおいでくださいました。本日はこのガッツが皆様に幸せな時間をお届けしたいと思います。それでは最後まで一緒に盛り上がってまいりましょう!」の口上が。(ここはCSで流れたので台詞は正確w)
……聞いていて、当時れみちゃんとの組んで踊っている姿に近い近い顔が近い!と見ていて焦ったのを思い出しました…。
「軍服でジャズ、新しいですね(笑)」とご本人コメントも(笑)。

続いて『I Belive in Love, We Belive in Love』。
初舞台ロケットの曲で、「夢咲ねねの退団の時のミュージックサロンでも歌っていたように、89期にとって宝物のような曲。夢咲が歌った時も聞いて涙が出そうだった」と。
これは客席降りで練り歩きながらだったのですが、歌い終わって「皆さん緊張してません?!大丈夫?!」と心配される客席(苦笑)(多分みんな胸いっぱいでいっぱいいっぱいだったんだよ…)。「体操でもしますか?」て(笑)。
「初舞台公演ご覧になりましたか?」にぱらぱらと挙手する客席。あの時は私を知っている人は少なくて、でも14年間続けてきたから今ここに皆様にお会いできた、と。その言葉に涙ぐむファンの方に「泣かないで~」「なんだか卒業みたいですね。違いますよー!(笑)」と。

『愛の煉獄』『愛のため息』
本人曰く「ターニングポイントになった公演」アンナ・カレーニナから2曲。当時なかなか役がもらえなくて、この作品はオーディションで決めるということで通し役をやりたい!と思った。カレーニン(曰く「わかります?お髭のおじさん」)(おじさんてw)がやりたいと思ったけれど、今の自分に求められる役は何だろうと考えてコスチャで受けて決まった。今でも大切な役と。
『愛のため息』は初めてもらったソロでしかも2幕の最初で、毎回今より千倍も緊張して、早くから着替えて準備していた、「1幕途中でキティちゃんに振られてその後出番なくて間に30分も休憩あるのに、すぐ着替えて準備して袖でひとりで練習して、夢乃さんに早すぎるで!って言われてました」だそうです(笑)。
主役のセリョージャもカレーニンもうまくいかず結ばれないのに自分たちだけ幸せで「KYなカップルでした(笑)」。またあんな風に誰かをずっと思う役をやってみたい、とのこと。
(という話で他に挙げたのが「ブリエンヌも最後は裏切る形になってしまうけれどナポレオンのことをずっと思っていたし、モンテスパン夫人も黒ミサという悪に走るけれどあれだけ人を愛するってすごい」と言ってました)(そうかそこ誰かを愛する役のくくりなのか)
2曲続けてでしたが、1曲目の愛の煉獄は眉間に皺を寄せてプライドと苦悩の入り交じった大人の表情、曲がわりで振り向いたら愛する人を遠くに思う若者の顔になって、その切り替え、役への入りかたに震えました。

【J-POP】

『ワインレッドの心』
REONin武道館で安全地帯の熱視線を歌った。子供の頃父親が安全地帯が好きでよく聞いていたので嬉しくて、公演が決まってTSUTAYAで借りてきて、その中にこのワインレッドの心もあって今回はそちらを。
TSUTAYAで借りて、にえっとなる客席の反応をすかさず拾い「壱城あずさもTSUTAYA行きますよ!」て(笑)。
男役モード全開のワインレッドの心はアダルトで色っぽかった、よかったです!

『遠く遠く』
J-POP2曲目。槇原敬之さんの歌は歌詞が好き、サビの歌詞が自分の気持ちのよう、とのこと。
で、また客席練り歩き釣りながら歌い始めたら「手紙をくれるみんな」とか「夢を叶える場所はこの街と決めたから」とか!
歌い終わってからご本人も、皆様本当にこの歌詞のように手紙をくれて、今日もあちこち遠くからいらしてくれて、と言っていました。
宝塚受験でレッスンに通っていたとき、ここは憧れの街で、大橋の大劇場と音楽学校が見える絶好のスポットから「入りたい、入れてください、この街に住みたいです!」と思っていた、それが実現していまここにいます、皆さんと出会えたことが幸せです、というようなお話を。
「感謝の気持ちを話していると朝になっちゃいそうなんで、次行きます」とちょっと照れ隠しっぽく。

『Signal』
これは平井堅さんの歌で、真飛さんのディナーショー「SKY BLUE」で歌われていた。同期の羽桜しずくも出ていた。
真飛さんは普段はとても女性らしく美しい方で、でも舞台ではめっちゃ格好いい、自分もこんな男役になりたい!と思ったと。そういう本物の男役にならなあかん!と思ったきっかけの歌なので今回歌います、とのことでした。
確かになるほどと思う、男っぽくワイルドでちょっとぞくっとするような色気のある歌でした。

【宝塚の歌】

『かわらぬ思い』
先日までバウで下級生が歌っていたし、タカラヅカスペシャルでもスターさんがよく歌っている、いい曲で歌ってみたかったと。
歌い終わって、「宝塚の曲の方が軍服落ち着きますね(笑)」と言ってました。(が、ブラックジャックとの相性はどうだろうw)

『青い星の上で』
稔幸さんトップのショー「夢は世界を翔けめぐる」の歌。
「タイトルがいいですよね!青い星の上で!」と嬉しそうに。
今まで14年間ずっと星組で、その間わたるさん、とうこさん、ちえさん、みっちゃんさんと4人のトップさん、組替えで出ていく人も入ってくる人もいて、自分は色々な時代の星組を見てきて、でも星組はいつも熱くてみんな一生懸命で。これからもそんな熱い星組を受け継いでいきたい、大好きな星組を思って歌います、というようなお話を。

『僕は怖い』
ロミオとジュリエットから。マーキューシオ役をさせていただいて嬉しくて、やりたいことがいっぱいあって、でも自分の力不足で大劇場ではなかなかできないこともあった。でも東宝ではマーキューシオが自分に乗り移った、マーキューシオになれたと思えた、自分を成長させてくれた役だと。
ここでマーキューシオのソロではなく『僕は怖い』なのは次に繋がるのでした。

『ママは僕の鏡だから』『闇が広がる』
「僕は怖い、ということでこの人も怖かったと思うんです」ということでルドルフ来た!
「ルドルフがやりたいから軍服着てきました!」の言葉に客席から大きな拍手。ずっとやりたいと言い続けおとめに書き続けていたルドルフ。まだ入る前、お芝居とか全然やったことがないのに朝海ひかるさんのルドルフをビデオで見て「こういう役をやりたい!」と思ったと。若さや繊細さ、はかなさ、皇太子という重圧。
そして歌い出して。
研14男役がずっとやりたい役とおとめに書き続けている役への思い、というのはこういうことなんだと思いました。
歌、そして芝居。ルドルフだった。ママは僕の鏡だから。ではシシィのパートは無音でしたが、彼の耳には聞こえていて、彼の顔を見ているとこちらにもシシィの言葉「わからないわ」が聞こえるようだった。一瞬気持ちが挫かれて、でも意を決しての「打ち明けるよ」からは、言えばわかってくれる、きっとなんとかしてくれるという狂おしい希望、語っているうちに自分でそう信じていく様子が伝わってきた。
が、再び無音のシシィパート、拒絶を聞いた表情、項垂れて背を向ける姿の絶望。
今回は、この絶望からトートの誘いがあり『闇が広がる』となっていました。本来とは逆の曲順だけれど、自然な流れに見えた。
トートの声に顔を上げる、戸惑う子供のような表情。絶望していた目に光が宿り、次第にその言葉に動かされていく。躊躇いながら、世界が沈むとき舵を取らなくては、という自らの言葉に突き動かされていく再びの狂おしい希望、王座、皇帝ルドルフというフレーズの熱に浮かされたような一抹の狂気。その世界に飲み込まれ、魂抜かれました。圧巻だった。
最後は顔を仰向け天を仰いで終わるのがルドルフ最期のせり下がりを思い起こさせて、向き直ってピアノの後奏とともにお辞儀をして去っていく、その顔も儚げに薄く微笑んで、皇太子のままだった。
拍手する手に力が入らず、痺れたようになっていました。
トートの声も本人の録音なのが、また本編(元々のエリザベートという作品)とは違った、彼自身の影に飲み込まれていく感じがして面白い…というのも最初ちらっと頭をかすめましたが、すぐにそんな解釈の余裕もなく世界に飲み込まれておりました。

アンコール

『希望の瞳』
拍手に戻ってきて「アンコールありがとうございます。死んで終わりじゃもやもやしますもんね(笑)」と。アンコールは希望に満ちた曲で終わりたい、ということで太王四神記から希望の瞳を。自分はこの曲にたくさんの元気や希望をもらった、皆様にも希望や愛や夢がたくさん届きますように、と。
客席の一人一人に話しかけるように、明るくやわらかく、最後にふさわしい、いい歌でした。

(個人的には茫然自失から抜けきれていませんでしたが)(苦笑)。

【その他色々メモ】

・まさこさまからお花が来ていました! 風船いっぱいの可愛いバスケットアレンジ。「ガッツの歌とトークでお客様を魅了してね。あっ、しゃべりすぎないでね(笑)」とメッセージが添えられていました(笑)(やさしい…)。

・途中で「喉乾いたんでお水飲みますね」と傍らの台に置かれたストローつきペットボトルで給水。「水飲むところなんてなかなか見ないでしょ」「(このコンサートは)本当にひとりなんですねー。今日もひとりで化粧してそろそろかなってひとりで柔軟して、ほんとにひとりなんだなと」と言いながら。でも「ここに来たら皆さんがいて、ひとりじゃないんだなと思いました!」。

・ピアニスト竹下清志さんをご紹介して「ダンディ」。確かに、白髪混じりの髪を後ろで軽く結んだ、粋な感じの男性でした。

・客席のノリを気にするしーらん「軍服が着たくて軍服に合う曲を選んじゃったから盛り上がる感じにならないんですね、自分のせいですね」いやそんなことないですすみません…(繰り返しになりますが多分いっぱいいっぱいで…)。
「今までの先輩方はどんな曲にも合うように黒燕尾とかが多かったんですが、でも私は軍服が着たかった!」うん、なかなか見られないような豪華な軍服、眼福でした!よくお似合いで素敵だった!

・客席練り歩きで歌うのは何回かあり、指さしたり肩抱いたり流石のパフォーマンス。2階席に対しても「目の前ですね、2階席じゃないみたい」といじってました(笑)。

・お見送りがありました。軍服舞台化粧で至近距離の威力半端ない…! 精一杯の感想を告げたらちょっと苦笑された気が…(苦笑)。


長々書きましたがこの辺で。重ね重ね、言葉はうろ覚えで正確ではありませんが、覚えている範囲での記録です。
こうやって思い返していると、確かにコンサートであると同時に、ファンミーティング、ファン感謝イベントのようだったなあと。いやこれがまさに「アットホームサロンコンサート」なのかな。一秒一秒を愛おしむような空気に溢れていました。

…言葉を重ねるほどそのものから遠ざかるような気もします。久々にブログ書いたらうざくなりました。今度こそこの辺で。
(あ、間違いありましたらこっそり教えていただけると有難く思います)

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2016/07/02 00:20 | Comments(0) | 宝塚・星

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