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2025/05/29 07:52 |
再会/ソウル・オブ・シバ!!(星組全国ツアー)その1
星全ツは神奈川5回さいたま1回府中1回見ました。
去年秋の全ツ8回と変わらないのはどう考えてもおかしいだろうと思いますが、でも去年は梅田神奈川名古屋岡山4会場8回だったから!今回は首都圏だけで遠征してないから!(無意味な言い訳)
いや実際、次の雪組さん全ツの首都圏会場か市川のみであることを考えると日程が偏り過ぎだと思いますが。

皆(少なくとも私の周りは)言ってますが超楽しかったです。
まずは芝居の感想から行きます。


『再会』
昔からちっとも変ってないんだなと感心するほどの石田芝居。「女なんか」「男なんか」の描き方や必ず出てくる年長者の説教や女性の過去の恋愛経験に対する過剰反応や下ネタ寄りのギャグ等々。個人的には長男だの次男だの実子だの連れ子だのの会話が激しく『青い鳥』デジャヴでしたがこっちの方が先なんですよね。そういうことを重視するあたりもおじさんぽいなあと。
私は比較的石田芝居には寛容と言うか根本的思想に無邪気な人間肯定を感じるあたり憎めないので(苦笑)、その辺は今回もスルーし(出来)ました。
むしろ気になったのは構成のいい加減さの方。この話は登場人物たちが皆してジェラールを騙す話なので、ジェラールの前で騙しの演技をするのはいいのですが、彼がいないところでも不必要に芝居をしているんですよね。マークとスティーブの「ジェラールが本当に恋に落ちそうでまずいぜ」とか。それがあるから種明かしされても釈然としない。さっきはああ言ってたじゃん、とツッコミたくなる。そこが毎回引っかかってました。

でも、しかし。
そんなことはどうだっていいんですよ!(笑)
ちえねねが可愛くてねねちゃんが超かわいくて、テルあかしが阿呆可愛くてちえテルあかしが馬鹿可愛いんだもの! 他に何が要る!(握り拳)
サンドリーヌの言動が妙だろうと設定に無理があろうと、ねねちゃんが微笑めば皆蕩けるし涙すれば世界が周章狼狽。ラストの嘘つき合戦でも、ジェラールの言葉に悲しくなっちゃって「……それは本音なの?」と泣き出しちゃうなんて、ねねちゃんだからかわいい。ねねちゃんのキュートさだからこそ成立するヒロインですよ。
それに対して「な、何だよ」と動揺するれおんがまたいい(笑)。
今回この芝居の嫌なところが再再演なのに充て書きと思える奇跡のキャスティングでかなり見やすくなっている気がします。つまり、まともで大人な(に見える)男が、女なんて遊びで十分だとか騙して捨てることに罪悪感がないとか恋愛経験のある女の子をふしだらだとか言ってると腹も立ちますが、馬鹿で若くで未熟で自信過剰で、自分は大人でイケてると思いこんでいるけれどまだまだ世間知らずな若者がそう言っても、しょうがねえなこいつ、で済みますから(笑)。
前に書いた、れおんの「まだまだ恋よりダチとつるんでる方が楽しい」キャラが上手く活きてるよなあと。初めての恋に動揺して混乱する姿に説得力がある。ラストの「おしおきしてやる」「嘘つき女への罰」等々の身勝手な台詞も、ジェラールがサンドリーヌに(と言うかれおんがねねちゃんに)完全に惚れ切っているので、何を言ってもはいはい御馳走様、となります(笑)。
そしてマークとスティーブも、言ってることややってることは結構ひどいんだけど、テルあかしが無邪気でお気楽でお馬鹿で楽しそうなので、そしてちえテルあかしが素で仲良しでやっぱりとても楽しそうなので、騙しても騙されてもあまりひどくも悪人にも見えないという。
いやはや全くもって素晴らしいです(真顔)。


以下、MYツボとか。


・最初の鐘の音に一瞬ベルばらかと。
・花嫁さんがみんな可愛い。強そうなのもいるけど可愛いったら可愛い(組担馬鹿)。
・三人口がかなめ君を挟んであかしとしーらん!全ツって楽しいなあ。
・花嫁花婿はどのペアも小芝居やってて目がいくつあっても足りません。
・ねねちゃんの「私のためにこの世界回っていると感じるの」という歌詞が似合いすぎる。
・ねねちゃんサンドリーヌが可愛くて面白すぎる。2週間ぶりに見たら更にパワーアップしていた……!

・武器(バット)持たせたら誰よりも似合う星娘。毬乃梅園の双璧最強。
・気がつくとせあらと紫月音寧ちゃん(多分)がつっつきあってすごいいちゃついてたんですが何があったの。
・回数を見るうちにちくちく来るようになった台詞「一人で五つ星レストランで食事して幸せか?」うるさいなわかってるよ(逆ギレ)(どうでもいい)。
・テルコロが新しい。コロちゃんポーレット(おつむの軽いかわいこちゃん)に、テルが過去最大のデレ甘ぶりを見せている。
・ジェラールの「○○に生まれてくれば良かった」。私が見たのは横浜でゾウ、パンダ、横浜マリノスくん、オカピ、なまけもの。さいたまは西武ライオンズのレオ、府中は何故かドラえもん。
・横浜マリノスくんでやっと意味のあるアドリブが、と思ったのですが、その後の変遷を見るとゾウとパンダもご当地ネタだったのかもしれない(象の鼻公園と中華街に氾濫するパンダ)。
・れんたの酔っ払い芸と吹っ飛ばされ芸。そして女の子たちに持ち上げられるところの軽々っぷり。
・偉人のダンサー(と言う役名だった)、ドイちゃんとペっちゃんがツートップ!ちょっとすごい格好いいんですが!ドイちゃんはくどめで苦み走った(と言っちゃうよ)いい男だし、ペっちゃんは甘いマスクでさらりと端正。言うまでもなくダンスは正確でハイレベル。特にドイちゃんの身のこなしの美しさときたら!
・と言いつつポコちゃんのチェックに余念がない私(笑)。まだ長い手足を持て余し気味に見えるなー、がんばれー。(全面的に好意ベースで)
・アンドレ水輝涼絶好調。

・オテルドモンテカルロ。しーらんの気合いが半端ない。
・白状いると実は最初「すごいよねあのやる気!」と騒ぐ友人知人の言葉をふーんと聞き流していたのです。あのくらい普通じゃん?しーらんだし、と。
・しかし会う人会う人みんなそう言うので、もしかして私麻痺してるのか?と愕然。
・でも顔も全身も200%くらい使って表現してるよね(普段は150%くらいとして)。
・実は後ろで踊ってる子たちも相当やる気満々だったりする件。
・ももかさんが絶叫芝居じゃない(素)。元女優でクードレイ氏が顔と肉体に惚れたと言うのに大納得の美女。
・ちなみに私が推測するこの家族の年齢設定。クードレイ氏60歳前後、エマニュエル40歳前後、ジェラール27,8歳、ピエール22,3歳。
・「窓から釣りができるかな」に毎回笑ってしまう私はあかしに甘いでしょうか。
・エマニュエルが買い漁る服や靴を「2メートルも離れればどれも同じように見える」と評するクードレイ氏に同意の苦笑で頷いてしまう私は多分女子として失格。
・エマニュエルとピエールの会話(僕前にも言ったけど、兄さんが後を継いだ方が、)がそれまでのお気楽ムードに比して妙にシリアスなのは、多分しーらんの芝居が実は重めなんだと思う。全力投球なせいかもしれない。
・ここもタネ明かしを知った後だと違和感のある場面ですが、ピエールがいい子で可愛いからいいや(をい)。

・まりのゆいちゃんの色っぽいおねえさん大熱演と、めろめろのドイなおきコンビ(新しい)。
・一方上手では男子高校生3人(ちえテルあかし)が鼻血噴いたり小芝居していてどちらを見たらいいのやら。でもテルが鼻血噴くって似合わないよね(笑)。
・まりのゆいちゃんの「ノン!」が好きです(笑)。
・期待と違うサンドリーヌに本気で悔しがるれおんが馬鹿で可愛すぎる件。
・ゴジラ対キングギドラなジェラール対サンドリーヌ。元々えらいことだったのに2週間ぶりに見たらパワーアップしていた。
・でも「(バリ島に)行きたかったんですぅ(泣)」は初期の方が可愛くて好きかも。

・公園!隅から隅まで小芝居しまくっているので真剣に深刻に目がいくつあっても足りない!
・とりあえず紫スーツで全ての指に指輪ナルシストなキザ男のしーらんと水色スーツ斜めがけバッグにカメラで観光客丸出しのれんたは何故ずっとつるんでるんです。全然共通点がないのに。しかもれんたがしーらんを振り回してます。成り行きでサンドリーヌの椅子にされて(でもそのまま記念撮影では笑顔とピース)憤慨するしーらんとまあまあと笑ってごまかすれんたとか、レースクイーンをナンパしに行こうとするしーらんを無理矢理引きずって袖にはけさせるれんたとか。
・ちなみにしーらんは最初キトリを口説いている模様ですがキトリは他の女の子たちと踊りに行っちゃいます。
・どピンクのスーツでやはり観光客丸出しの水輝も本来の役(アンドレ)を引きずってるのかテンションおかしい。
・直樹じゅん氏、ここでも女の子の写真ばっか撮って図書館に引き続きエロオヤジ入ってます。警官とも写真撮ってたけど。
・その警官はペっちゃん。サンドリーヌに手を差し出して不審がられて、照れ隠しにその手をもう片方の手で「めっ」とばかりに叩く仕草がオヤジ臭いのは何故。制服美人の美形なのに。
・そしてレーサー4人組ではポコちゃんのチェックを忘れない私(笑)。

・「(恋人同士に)全然見えないわ」肩に手を回そうとするれおんをガン無視してかわすねねちゃんは見事と言うか何度見ても笑ってしまう。

・あかしがサングラスで出てくるだけで笑う。うさんくさい(褒めてます)。
・2週間ぶりに見たらテルあかしのいちゃつきがパワーアップしていた。「マークぅ(はぁと)」「なんだよこんなとこで(ニヤニヤ)」て感じ。
・その後の責任のなすりつけ合いも派手になってましたが。
・石田先生は色気のない男同志のいちゃつきで笑いを取るのが好きなんだなあ、と『フィフティ・フィフティ』のみつめおを思い出す。

・「君はシャンプーの匂いがする…」超ベタだけどれおんジェラールはそういうベタなことを言いそうだ。
・コトコトのおばあちゃん芝居がハイレベルすぎる。
・ドイちゃんは可愛いおじいちゃんでした。過去の恋愛自慢とか本当にいそうで可愛い。伊達にまやさんの役(新公ブランドンとかWSスティーバとか)演ってない。
・「どこで出会ったんですか?」「火葬場で」必ず笑いが起こるけどまりえちゃんの芝居が上手すぎて笑えない人がここに。
・涙するねねちゃんがまた可愛くてねえ。
・バイオリン弾きみっきーが前髪のちりちり具合もあいまってビスクドールのように見える(真顔)。きれいな子だよね実は(実はは余計)。
・この辺一帯の説教臭さが石田節(笑)。

・ジェラールとサンドリーヌがおじいちゃんとおばあちゃんにマフラー(編みかけじゃ?)をかけてあげた拍子に手が触れ合って、そこからお互い意識してデュエットダンス、というベタすぎる流れがひそかに大好きです。
・幻想のダンサー3組、壱城音花、如月妃咲、天寿希鳥。初見はここでみっきーが出てくることにびっくりした。そんな無理に早がわりしなくてもと思いましたが初演のコムちゃんも同じだったそうで。
・途中この男役3人でねねちゃんをリフトするというか持ち上げるのがね……(苦笑)。しかも上げてからは殆どみっきー一人の肩にかかってるんだよね(苦笑)。がんばれー。

・かなめ君の客席降りソロ(全ツサービス)。
・近くに来た時に甘いいい匂いがしました(爆)。客席降りでいい匂いがしたのは去年の涼さん以来です(やめなさい)。

・クラブの場面。他のテーブルは男役芹香、十碧、鳳姿。娘役紫月、夢城、華雅。若手が黒タキとロングドレスで大人っぽく頑張ってますよ!頑張ってムード出してますよ!
・一番芝居っ気があるのは凰姿君。途中喧嘩して彼女を追いかけて捕まえてそのまま、とかやってます。芹香君は他の女に愛想を振りまいて連れの機嫌を損ねたり。十碧(ポコちゃん)は長身が映えてチークダンスが大人っぽいよなー。酔っ払い騒ぎのときにさりげなく彼女をかばうのもツボ。
・娘役を把握していないので組合せが分からないのが残念です。
・酔っ払いれんたと支配人直樹じゅんの同期プレイが楽しいです。支配人のオロオロっぷりがまた。
・ちゃんと真ん中も見てますよ。豹変するサンドリーヌねねちゃんが素敵。ねねちゃん最強。
・煙草に衝撃の告白に振り回され動揺しまくりのれおんも良い。
・「私にキスしたいの?」「いや、したくない」でキス。やっぱベタはいいねベタは(うっとり)。

・ホテル。ワインを持ってくるボーイのペっちゃんがサンドリーヌにニヤつく芝居がオヤジ臭くて可笑しい。もしかしてそういう芝居の子なのか?(笑)美形なのに。
・あのワインには一服盛ってあったのだろうか。
・翌朝。あかしは本当に何も覚えていないらしいよ。
・破り捨てた原稿をかき集めて退場するテルあかしが密かに「やったな大成功!」という顔でほくそ笑んでいる件。芸が細かい。(がそれならもっと整合性を、と言ってはいけないのだろうな)
・クードレイ氏以下3名の言っている理屈はめちゃくちゃなのですが、まあ組長だしきっと実はいい人なんだよね、と勝手に呑気に構えてしまう組担(笑)。
・この後のれおんのソロ、上手前方で見ていたときにまっすぐこっちへ向かって歌いながら歩いてきてひゃーとなる。だって真顔なんだもの!

・マークと結婚するの、と指輪をかざしてはしゃぐコロちゃんが超かわいい。
・タネ明かしその1。お馬鹿なちえテルあかしが可愛くて楽しすぎる。
・サンドリーヌが貧しい生まれという台詞は無い方がいいんじゃないかと思う。

・オテルドモンテカルロ再び。今度はせあらがセンター。超かわいい。
・テストに合格したから後を継がせる、とクードレイ氏がジェラールに言っている時のピエールの顔が、嬉しそうだけど寂しそうなんだよね。ホテル経営やりたかったけど家族みんなの幸せのために我慢してる顔をしている。いやどういう意図で芝居してるか本当のところはわからないけど、そう見える。
・のでその後ジェラールが譲ってめでたしめでたしに納得。やる気のある方にやらせた方がいいって。
・きっとこの後ホテル従業員女子の間で次期社長争奪戦が起こると思います。最後はせあらとキトリの一騎打ち(笑)。
・よかったな、とピエールの肩を叩くマーク。プロローグでもちょっと小芝居してたけど、かなめ君としーらんという組合せも新しいよな。

・ここからは怒涛のタネ明かし大会。
・エマニュエルは最初から悪妻に見えませんがあれは悪妻に見えるべきなのでしょうか?
・ドイちゃんとコトコトが正体を現したのにまたおじいちゃんおばあちゃんに戻らなくても。いやカツラやヒゲを持ってると邪魔なんだろうけど。
・協力者れんたの後ろで、はてどこかで見たような?と小芝居をしているクラブ支配人直樹氏。
・正体を現したれんたに、あーっあの酔っ払い!と驚いて連れの女性(まりのゆいちゃん)に訴える直樹氏。
・「練習したんだよバイオリン」とみっきー。いや別にそんなとこ凝らなくても。
・サンドリーヌ登場。
・ギリーはいいおじさまができる役者になったねえ(しみじみ)。ちゃんと頭取に見えるもんねえ。
・サンドリーヌのドレスが超かわいい。(超かわいいって何回言ってるんだ)
・めでたしめでたしで幕と思いきや「ちょっと待ったー!」緞帳を止める水輝。素敵。
・ここはポーレット(コロちゃん)を満面の笑みで迎えるかなめ君も素敵です。ほんと可愛いなこの二人。
・ジェラールがサンドリーヌをぶん回して周りの人がわらわらと避けるのがちえねねだけにド迫力(笑)。
・ストップモーションはかなり長いけどみんな見事に止まっている。そしてその間ずっといちゃついてる組長とももかさん。
・ブーケトス、一度だけコロちゃんが取れなくてかなめ君が渡していた時がありました。二人で笑っちゃってて可愛かった。

長いよ。
結論。ちえねねはこれからも昔の少女漫画ラヴコメをやればいいと思います。景子先生もコスプレものばかりじゃなくてパラプリみたいな可愛い話を書いてくれていいですよ、ぜひ。

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2009/10/26 20:25 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・星

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