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2025/05/31 18:09 |
星組『コインブラ物語』その3
今更ながらにコインブラの話を続けます。
某ドリーさんが「主役が頭悪くて傍迷惑な話は多いけど今回のように大人が訳わからないのは新しい」と言っていて激しく同意。そう、コンスタンサがビメンタと出奔すると打ち明けた時の母王妃の反応「ごめんなさい」には口ぽかん状態でした。二人がいなくなった後のポルトガル王の反応も。こういう大人の不自然すぎるものわかりの良さが、中学生が書いた大河ロマンという印象になっております、私にとっては。
そういう王子と姫の童話を轟理事に主演させなくてもと思いますが、えらい人にとって古き佳き宝塚を託せるのは轟さんしかいないのかなあとも思いました。

今回はサブヒロインsと涼さんの話をします。今までに増して世迷いごと言ってます。

コンスタンサ姫=優香りこちゃんは苦戦していたと思う。今まで、姫系ヒロイン系の経験が全然ないものなあ。
私が最初にりこちゃんをいい!と思ったのは、『MdNO』の新公ジョセフィン(ルルの母)。本役の柚美さんが品のあるタイプなのが災いしていま一つピンと来なかった人物像を、したたかな女として確立させていた。上手かった。その次の『太王』は新公セームで、これまた激しくも魅力的な悪女だった。
基礎的な力はあって、そういう大人っぽい重要な役をきちっとこなせる子だ。けど、お姫様はまた別の力が要求されるんだろうなあ。
で、頑張って「純情可憐なお姫様」を演じた結果として幼くなってしまった気がする。純真無垢=子ども、みたいな。
でもその結果、唐突で考えなしな言動(母親にビメンタと逃げる計画をべらべら喋っちゃったり)(でも母親の反応にもっとびっくりした)に妙なリアリティが出たので、これはこれでありか、とも思いました。
これからヒロイン系で行くのか、それともやはり大人のいい女枠に落ち着くのか、今後が楽しみです。

もうひとり、イザベラ=夢妃杏瑠ちゃん。ちゃきちゃんのイザベラも見たかったけど、杏瑠ちゃんも良かった。酒場の看板娘、しっかり者で気が強くて、でも可愛い下町の女の子を活き活きと好演してました。コスタ=ともみんとの並びもお似合いだし、大人っぽく踊ると色気もあるし。
杏瑠ちゃんは最後のあすか茶にゲストで来ていて、あすかが「よろしくお願いします」と言っていたのを思い出すので、今回の好演が嬉しいです。これからも楽しみ。

で。コンスタンサについて触れた上で、ビメンタ=すずみん。
涼さんのコスチュームもの!貴公子!とポスター時点で盛り上がっていたし実際素敵だったのですが、やっぱり相手役の存在って大きいんだなあと……いやその、コンスタンサが子どもっぽいので、そのコンスタンサを愛し崇拝するビメンタが若干ロリ入って見え(以下自粛)。
若しくは、ここにいない誰かを見ている。コンスタンサを腕に抱き愛を語る彼の瞳。その瞳に映る限りない憧憬が向けられている先は腕の中の少女ではなく、現し世のものではない面影。というような実はビメンタが愛したのは夭折した姫(第一王女)でコンスタンサに彼女の面影を重ねている物語が脳内に湧いてきました。それはそれで有りかなと(素)。オタクというか妄想癖は我ながら便利だけど始末が悪い(苦笑)。
あと今回ちょっと鬘が重くて顔とのバランスが悪い気がしたかなと。涼さんに対してこういう感想を抱くのは珍しいことですが。衣装とのバランスで大きくなっちゃった、とかいうこともあるのかな。
フィナーレは素晴らしい宝塚スタアっぷりで惚れ惚れしました。ため息のような「……オーレ」に腰が抜けた。いやマジで。

***

まだまだ他の人の話もしたい。あと1回くらいコインブラの話ができるといいなあ。

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2009/11/11 23:41 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・星

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