三連休はレザネ、花東宝前楽、雪全ツ名古屋でした。連休明けは遊びすぎが祟ってぼけぼけしてました(駄目人間)。
と言う訳で11/23(月祝)15:30公演@名古屋見てきました。
名古屋楽で組総見、客席も舞台もいい感じにリラックス、かつノリノリで盛り上がってました。超楽しかったです。
『情熱のバルセロナ』は、芝居が落ち着いてきた印象。
脱獄した身でロザリアに会うためにバルセロナに向かうフランシスコのソロ、初見時は、うわあこの何も考えてない無謀さと身勝手さとそれなのに格好いいところがいかにも宝塚の主人公、と口ぽかん状態だったのですが、今回見たら何だか切なくなりました。
愛に生きて愛に死ぬと考えている、それしか考えていない、愚かで単純で純粋な青年。その愚かさは同時に若さの輝きであり驕り。しかし彼は、1週間か10日のうちにそれを失うのだ。愛が全てで愛のために死ぬことを至上の喜びと考えているのに、ままならない思いを抱えて生きることになるのだ。そして今はまだそれを知らない、と思うと。失われることがわかっている若さが切ない。
別れの場面の水みなこは本当に良かったと思います。やっぱりこの二人の芝居好きだ。
『RIO DE BRAVO!!』
前回書きそびれたのですがハマコが素敵です。いやいつも素敵ですが。
中詰チギのところに入ってるんですが、全然違う個性とパンチ力ですごい場面になっていた。「♪セニョリータ見せてやるよ聞かせてやるよ俺達のサンバ」が、ちぎたはイケイケアイドルだったのに、リアルに「年に一度のカーニバル」に命賭けてるラテンオヤジだった。ウィンクとかバシンとキメて超格好良かった!
以下アドリブ。
キャプテンせしるは「ひつまぶしの食べ過ぎには気をつけみゃあ」とかなんとか(名古屋弁聞き取れず)。
観光客水さん「名古屋最高ー!」
みなこママも「今夜はひつまぶしよ」「わーい」。見送るユミコ氏「名古屋は美味しいものがたくさんあっていいね……」その後店員杏奈嬢「名古屋は食べ物だけではねえだがや!(みたいな。名古屋弁再現出来ず)」。そして二人で寝そべって「シャチホコー!」とポーズ。
署長転じて店長は「これ(この頭)じゃ名古屋巻きができない~」。
水さんが中詰客席降りでシャチホコのぬいぐるみをもらっていた。つか私のすぐ近くの席の人があげている瞬間を見た(笑)。一瞬ためらってましたが受け取って、舞台に戻って「シャチホコいただきましたー!」って言ってました。
ご挨拶。一回目はお約束の「宝塚においでください」でしたが、カーテンコールでは「次は皆様……わかってますね?(笑)」みたいな感じになってました。宣伝部長に敬服。
せしるの話をします。私がせしるの話をすると無駄に長いのでたたみます。
と言う訳で11/23(月祝)15:30公演@名古屋見てきました。
名古屋楽で組総見、客席も舞台もいい感じにリラックス、かつノリノリで盛り上がってました。超楽しかったです。
『情熱のバルセロナ』は、芝居が落ち着いてきた印象。
脱獄した身でロザリアに会うためにバルセロナに向かうフランシスコのソロ、初見時は、うわあこの何も考えてない無謀さと身勝手さとそれなのに格好いいところがいかにも宝塚の主人公、と口ぽかん状態だったのですが、今回見たら何だか切なくなりました。
愛に生きて愛に死ぬと考えている、それしか考えていない、愚かで単純で純粋な青年。その愚かさは同時に若さの輝きであり驕り。しかし彼は、1週間か10日のうちにそれを失うのだ。愛が全てで愛のために死ぬことを至上の喜びと考えているのに、ままならない思いを抱えて生きることになるのだ。そして今はまだそれを知らない、と思うと。失われることがわかっている若さが切ない。
別れの場面の水みなこは本当に良かったと思います。やっぱりこの二人の芝居好きだ。
『RIO DE BRAVO!!』
前回書きそびれたのですがハマコが素敵です。いやいつも素敵ですが。
中詰チギのところに入ってるんですが、全然違う個性とパンチ力ですごい場面になっていた。「♪セニョリータ見せてやるよ聞かせてやるよ俺達のサンバ」が、ちぎたはイケイケアイドルだったのに、リアルに「年に一度のカーニバル」に命賭けてるラテンオヤジだった。ウィンクとかバシンとキメて超格好良かった!
以下アドリブ。
キャプテンせしるは「ひつまぶしの食べ過ぎには気をつけみゃあ」とかなんとか(名古屋弁聞き取れず)。
観光客水さん「名古屋最高ー!」
みなこママも「今夜はひつまぶしよ」「わーい」。見送るユミコ氏「名古屋は美味しいものがたくさんあっていいね……」その後店員杏奈嬢「名古屋は食べ物だけではねえだがや!(みたいな。名古屋弁再現出来ず)」。そして二人で寝そべって「シャチホコー!」とポーズ。
署長転じて店長は「これ(この頭)じゃ名古屋巻きができない~」。
水さんが中詰客席降りでシャチホコのぬいぐるみをもらっていた。つか私のすぐ近くの席の人があげている瞬間を見た(笑)。一瞬ためらってましたが受け取って、舞台に戻って「シャチホコいただきましたー!」って言ってました。
ご挨拶。一回目はお約束の「宝塚においでください」でしたが、カーテンコールでは「次は皆様……わかってますね?(笑)」みたいな感じになってました。宣伝部長に敬服。
せしるの話をします。私がせしるの話をすると無駄に長いのでたたみます。
芝居では下町の青年・ファノ。エンリケ=ひろみと並んで、ラファエル=オヅキの仲間。若手男役にありがちな役と言ってしまえばそれまでですが、でも精悍に活き活きと演ってた。黒塗りだと笑顔に白い歯キラリって感じで眩しいです(素)(をい)。
結婚式(偽装だけど)の場面で真っ白い闘牛士服のような花婿衣装で花嫁役のきゃびいちゃんとセンターで歌い踊ってました。偽装なのにすごい楽しそうだった(笑)。綺麗なお衣装を着せてもらって嬉しいなあとガン見してました。
あと久々に帰ってきたラファエルに歓迎の意を表したのにシカトされてムキになったら逆に腹を(本気じゃない感じで)殴られたりしてるんですが、名古屋で見た時は「その話はあとで」とかマイクオフで言っているのが聞こえました。何?何があったの???(素)
と言う訳で芝居も楽しかったんですが、名古屋まで行かねばと思った理由は主にショー『RIO DE BRAVO!!』の方。
せしるの出番はオープニングのピンクのキャプテン(元はキムの場面)でプロローグはカップル2組のところから参加。イパネマと中詰のトップバッターは大劇東宝のとおり(但し中詰センターはいづるん→きゃびぃ)(超カワイイのにどう見ても両隣の男役よりしっかり者)。キャリオカのダンサーがせしるキング二人だけで中詰めはそれでおしまい、ちぎコマがやっていたサッカーの場面がせしキン。フィナーレ最初がまたキャプテンであとは大劇東宝と同じ。パレードはキングと二人降り。
全ツに出演しないキム君の出番を他の人でどう分配するかわからなかったけれど、「ピンクのキャプテンがせしるなら名古屋行く」と言っていた。半ば冗談で。可能性はあるけれど高いとは思っていなかったので。でも、一番見たかったのだと思う。
最初にぱーんと空気を変えて観客の心をつかまなくてはならない、どんな技術よりもスターとしての華とかアイドル性とかで勝負する役割。それが見たかったんだ、と思う。
そうしたら、初日を見た人から速報が入って。多大な期待と一抹の不安を抱いてのマイ初日、11/5。
うわー、すごい頑張ってる、と思った。
勿論いつも頑張っているのだろうけれど、背伸びしないと務まらない大きな役割と場を与えられ、持てる力をフルに使って全力で戦ってる感じ。
こんな姿を見るのは、新公卒業以来、久し振りな気がする。
いや、やっぱりキムの華と存在感は並じゃなかったし。それに「技術より華」と言っても歌があるし、全ツだから銀橋はないし音響は良くないしと不利な条件が揃っている。
でも、頑張っていた。表情も仕草も持てるスキル、自分の魅力を総動員して客席にアピールし、大きな空間を埋めようとしていた。(言葉なんかいらないあなたの笑顔あればいい、というフレーズに思わず同意の握り拳)(失礼だな君)。
それは「路地裏の夢(サッカーの場面)」のチギパートも同様で。
こういうダンスは得意な方なんじゃないかと思う。いやダンスの良し悪しを見る目はあまり自信がないけど。
でも思い切り踊った後の歌がどうしても不安定になる。まだペース配分がうまくいっていないのかもしれない。けれど、それを何とか乗り切っている。フレージングや歌い方を工夫して誤魔化してる(上手く誤魔化すのも大事な技術)。
あくまでも私の印象で、ずっと見ている方にとっては何を言ってるんだという感じかもしれないし、失礼だと思う人もいるかもしれない。
でも、無理めの課題に全力で取り組んでいるせしるが、キラキラギラギラ輝いて見えて、うわあと思ったのです。そういう、挑戦する場を与えらえている姿を見られたことが嬉しくて、その課題に応えている姿を見られたことが嬉しくて。うわあ良かったなあと。
その頑張りが良い方に作用して、新しいシーンだけでなく元々の役どころでも張り切って輝いているように見えた。中詰めの最初、きゃびいを挟んでせしキンで出てくるところ、大劇東宝より目線もびしばし飛ばしていたしポーズもビシッと音がしそうなくらい決まっていた。キャリオカのところは素直に格好良かった。大人になったなあ、男っぽくなったなあ、と。
頑張ってる頑張ってる言っているけれど、それは「必死」という訳ではなくて。やはりあのハロダンからは遠くに来たんだなあ、と。感慨を覚えるとともに、嬉しかった。
ちなみに機長アナウンスメモ。15日市川「バルセロナ発水さんの出身地千葉経由でリオヘ」12時「落花生の食べ過ぎにご注意ください」16時「水さんの格好良さにご注意ください」。うわあちゃんとアドリブ言えてるよと感動しました(重ね重ね失礼な)。
ここまでが市川の感想。
で、一週間後の名古屋。
余裕が出てきている、ように見えた。いや市川より音響がいいおかげもあるかもしれないけど。機長さんで出てくるなり総見席に投げキス飛ばす姿も余裕というか。
更に、サッカーの場面は余裕ぶっこいて絶好調に見えました(笑)。やっぱりこの手の振りは得意だよね?ジャンプとか高いよね?いや顔芸やりすぎな気もするけど(笑)。
あとここはカノジョ(笙乃茅桜ちゃんで合ってる?)に対する「オレの女」感にぐっときました。無造作に肩を抱き寄せるとことか。それと、ちぎコマのときに感じた「少年期の終り」的切なさを感じなかった。これは両方の資質によるんだろうなと。コマの軍服ジャケットは明らかに大人の階段上っちゃった感があったしちぎもそれを悟って自分も、という感じだったけど、同じ衣装のキングからは全然そのニュアンスを感じられなかったし、そのキングとがっちり握手するせしるもあっけらかんとしていた。
とにかく、安心したので素直に格好いいなあと見蕩れてきました。キャリオカとか本当すごい格好いい(素)。
一週間でこれだから、これからもどんどん良くなっていくんだろうな。またこの公演を糧にもっと成長していくんだろうと思います。楽しみです。
……とか呟いていたらば。投げキスいつもやってますよ、と教えていただきました。え?あ……そう言えば市川でも見たかもしれないそんな気がする。多分その後手に汗握って印象が薄くなってしまったのではないかと。ってことはテンパっていたのは単に私の方ってことですか。
これほどかように何を見たかは当てにならないもので(苦笑)。でもそれだからこそ自分の目で見ないと、と言うか見ておきたいと逆説的に思ったりしたのでした。
という訳のわからないまとめて、無理矢理この項終了。
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