忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/05/29 06:31 |
雪組『雪景色』@日本青年館その2
チギコマ以外について簡単に。

みみちゃん可愛かった! 一幕の可愛い美人妻お咲、二幕の一途なお嬢さんお菊、三幕の儚くも意志の強い常盤木姫、どれも良かった。ヒロイン役者だなあと。
一番うわあと思ったのは、お咲が小四郎の帰宅に驚いて逃げ出す時の華麗なジャンプです。あれを可愛くはじけられるのはすごい。

さゆちゃんは流石の上手さと存在感、このメンバーでは専科の大物級。
一幕の浪江は、出てきただけで「大店の若奥様キタ!」と思える落ち着きと風格がすごかった。「長屋で評判の美人妻」お咲みみちゃんとの対照がよかったなあ。二幕のお静も評判のおてんば娘、自分の意思を通さずにはいない感じが。どちらも出番は終盤何だけど、さゆちゃんの登場によって話が収まるんだよね。それだけの力があった。三幕の姫の身代わりとなる柚木も良かったです。これからこういう感じで活躍して行ってくれるのかなあ。

汝鳥さんがいてくれると場が締まるというか安心感があるのは言うまでもないことですが、特に一幕の上方落語は汝鳥さんなしでは成り立たなかっただろうなあと。

休演明けのナガさんがお元気そうで安心しました。一幕のお奉行様のしれっとした感じが良かったですわ。

ガオリ君大活躍! 三幕冒頭の落武者は目が利いて美しくソロ歌もあって一瞬にして空気を変える役目を果たしていたし、一幕の伊勢屋の旦那さんも大店の主人らしくはんなりした感じが出ていて良かった。(と関東もんが言っても説得力無いですが)。
そして大凪君。一幕の茶屋のお婆、長い手足を折り曲げての熱演怪演には心おきなく笑わせていただきました。拍手拍手!皺メイクもすごいけど何だか愛嬌があるんだよね。ETに似てる?
二幕三幕ではこの二人はニコイチ状態。二幕の弥次さん喜多さんは本編とは関係ない賑やかしなんだけど(船頭の汝鳥さんも含め)、真面目な弥次さんと助平な喜多さんの迷コンビぶりが楽しかったです。三幕の武士姿も美しかった。
完全に余談ですがこの二人の並びに既視感を覚えて脳内アーカイブを検索したところ、中日『王家』のケペルとメレルカでした(!)(多分あまり伝わらない)。

下級生三人の役替わり、二幕の巳之助は弟キャラでまあ下級生だれがやっても、という印象だったのですが、三幕。八郎の彩風君! 若君の身代わりを務めるべく出てきた瞬間、震撼して涙出そうになった。身代りとなって死ぬことに心からの喜びを感じているその狂気。そうだこの子革命への無垢な狂信が怖かった新公リナレス演った子だ。新公ヘンリーも本役と違ってヤバいキャラになってた子だ。今後もチェックしたいと思います。
三郎が彼を死なせるに際して「八郎、いや有盛様」と呼びかけるところがあって、帆風君のときは有盛様と呼びかけることが八郎の心を慰めるために必要かと思ったけれど、彩風君の方はそんなの要らないと思った。だって彼はもう心から満足して幸福なのだもの。

真那春人君がやる気満々な顔をしているのであちこちで目に付きます。三幕の藤太は彼女と微笑ましく、平家の人々との好対照でちょっとほっとする場面でした。

以上とりあえず。
チギコマ挨拶は割とぐだぐだだったのですが(チギは完全にぐだぐだだけどコマもかなりだった)、それすらも楽しいというか、二人が仲良さそうで(笑)。『フィフティ・フィフティ』のみつめおでも思いましたが、同期でダブル主演て楽しくていいなあと心から思いましたよ。


拍手[0回]

PR

2009/12/11 22:00 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・雪

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<雪組『情熱のバルセロナ/RIO DE BRAVO!!』その3 | HOME | 雪組『雪景色』@日本青年館その1>>
忍者ブログ[PR]