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2025/06/02 01:39 |
星組『コインブラ物語』その2
11/4(水)18時半見てきました。2回目にしてMY楽。平日夜が1回だけいうのは社会人に不親切だなあと。

全ツ組観劇でした。
あまおともみコントは「今日は星が輝いてますねえ。あ、きれいな人がいますよ!夢が咲いてるような。ねーねー!」「私と航海しませんか?」「あ、こっちにかっこいい人がいますよ。カップルじゃないですか?」「そうかー、ちえっ!」「それでは後ほど『再会』しましょう!」で二人キメポーズ(途中若干省略)。
2幕最初は、修道女に混ざるオカマに全ツ組大ウケ。オカマ5人もノリノリ。そして終演後のトド様ご挨拶は「全国ツアーのみんなが来てくれました。コインをぶら下げて」ってそれ『太王』千秋楽でちえテルが言ってたネタじゃないですか!当時、うわー微妙と思ったのに再び聞くことになろうとは(笑)。

前回色々書きましたが、改めて見るとこういう古色蒼然たる作品を書くと言うのは、どれだけ古き佳き宝塚が好きなのかと思いました。そう思うと公一氏も憎めない(笑)。

***

さて『コインブラ物語』。
何やら若手男役売出し祭り公演の様相を呈していると思うのは私だけでしょうか。それもあって楽しんじゃったというか(笑)。
今日はその辺りの話を。

コスタ=夢乃聖夏。
明るく陽気で親しみやすく、お調子者でちょっと馬鹿(笑)な気のいい男、なのが最初の客席降りコントでまず印象付けられる。(余談ながら相方の船長天緒っちがダンディでいい男)
でも実は頼りになる水夫長で、仕事ができる海の男(見るからに体育会系なのでそういう仕事なら有能で納得)。
なのに恋人と所帯を持つために、次の航海を最後に陸にあがると言う(優しくて誠実そうないい人、旦那にしたら幸せにしてくれそうドリーム)。
酒場でのダンスシーンでは格好良く。プロポーズも、相手の父親に先に了解とっちゃったりする古い男でありながら、いざ本人には「……承知してくれるか?」と心配そうになるヘタレ大型犬。晴れて承諾してもらって満面の笑顔、全身で喜びを表現してのいちゃいちゃデレデレっぷり。
どんだけともみん宛て書きというかともみんの魅力凝縮ドリーム投影キャラクタなの!と、一人でハクハクしていたのですが、あんまり噂を聞かないのでもしかして食いついているのは私だけなのかと気になっております(素)。本当に今現在のともみんのアピールポイントを全て網羅したキャラだと思うんだけどなー。(余りに「今現在」にぴったりすぎて新しい面を開拓とは行きませんでしたが、まあそれは仕方ない)
本日は2階下手端だったので「この海をどこまでも行こう!」とか歌う上手花道のともみんにビシッと指差されました。わーい(落ち着け)。

アントニオ=紅ゆずる。
歌いながらの客席登場。事前に聞いてはいましたが、ベニーのハッタリ力全開!(爆)いやーいいわー。スタイル良しの美形様がワイルドなロン毛を翻して一気に場を掌握ですよ。
いつも変顔したり笑いを取りに走り過ぎて、内心苦笑して見ていた(失礼)ベニーですが、今回は役柄のせいかそれほどでもなかったよね? 今まで子分や小物な役が多かったけれど、今回はちゃんと盗賊団の頭でミランダちゃんの頼れる兄貴に見えていたよね?
あと歌も良かったと思う。『太王』の時のトークショーで「ダンス歌芝居では歌が一番好き」と言っていて同行者と「え?小もといお芝居じゃないの?」と驚きましたが(重ねて失礼)、今回見てなんか納得しました。
2幕の水夫役も今度は金髪ロン毛で格好良かった。ソロ歌も少しあって(さやかと歌い継ぎ!)これも良かった。叙情的な曲よりもこういうワイルド系の方がはまるのかもしれない。
全体的に、ペニーも大人になった?という印象でした(でもまだ?マーク付きですが)(いややっぱり今までのイメージが・笑)。

フェルナンド=美弥るりか。
ミランダちゃんの年下彼氏。これもみやるり宛て書きだよね。でなければわざわざ年下設定にしてそれを強調する必要ないものね。いやみやるりの方がまりもより学年上ですが、年下の美少年ドリームを投影するのに相応しいキャラだよね。(と書いているうちにこの乙女ゲーのような配役を実現したのは誰だろうと訝しくなってきた。景子たんやサイトー君ならわかるけど、公平氏?)
美少年だけれどワイルドでしっかりしていて、盗賊団の一員としても有能で、アントニオが妹を任せてもいいと思うほどの男なのだろうと思わせられる。
そして、ミランダへの恋心を吐露するソロ。家と身分を失った不幸な主家の兄妹。しかしその不幸がなければ彼が身分を越えてミランダと愛し合うことはなかった。その痛みを含みながらもそれ故に更なる甘美さを帯びる恋を、陶然と歌う姿。未来への希望と若さの驕りに輝いて見えた。
前回の『太王』スジニ(新公カクダン)を経ての今回、やっぱりみやるりは男役なんだなあ、男役が好きなんだなあと思いました。フィナーレの気障りっぷりも凄い。上目づかいに客席を見据え唇歪めてニヤリと気障る姿に震撼。

ロドリゲス=真風涼帆。
黒づくめの悪役という点で異彩を放ち、しかし実は国王の忠臣。これも儲け役だと思う。
まだまだ滑舌は良くはないし喋り出すとちょっと心配になってしまうのだけれども(苦笑)、でも頑張ってた。コスチューム姿でいわくありげに立っているだけでビジュアル勝ちなので、このあまり台詞の多くない動きの少ない役もやはり真風のための役だったのかなと思います。
ほんとうにまだまだ発展途上なんだけれども誠実な芝居をしていると思うし、地道に成長してると思うのでね。これからも頑張ってください。
あとフィナーレは流石に板についてきたかと。夢乃紅真風の個性バラバラさ加減が面白い。

と書きかけていたネタだったので中堅若手の目立つ役が付いている男役の話をしましたが、実は今日はすずみんに結構色々思うところがありました。やっぱ涼さんすごいわとか持ってかれたことも含め。その辺の話もできたらそのうちに。


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2009/11/04 23:51 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・星

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