忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2025/05/26 13:46 |
水瀬千秋ちゃんのこと
公式より引用。

----------
2009/10/29
星組 東京特別公演 休演者のお知らせ
星組 東京特別公演 日本青年館『コインブラ物語』の休演者をお知らせいたします。
星組 水瀬千秋
■代役 イザベラ役 ・・・夢妃杏瑠
※体調不良の為、全日程(2009年10月30日~11月5日)休演いたします。
----------

休演のまま退団してしまうのか。

いつも、寂しそうな印象の子でした。
『アンナ・カレーニナ』、キティは勿論それはそれは上手くて可愛かったけれども、実は印象に残っているのはナスターシャ(セルプホフスコイの婚約者)の方です。Aチームの妃白ゆあちゃんが、何も知らない考えていない、お人形さんのようなご令嬢だったのに、ちゃきちゃんのナスターシャは何かをわかってしまっている子だった。ヴィロンスキーとアンナの愛の破滅も、セルプホフスコイがそれに魅入られつつも世間に踏みとどまることの証しとして自分を選ぶことも、全て悟った上で無垢な令嬢でいる、そんな風に見えた。

『スカーレット・ピンパーネル』のルイ・シャルルも、孤独な少年だった。その孤独、年端の行かない子供が心を鎧って必死に生きているさまが痛々しいから、ひとかけらの勇気に込められた希望はいや増した。そして最後、ドゥトゥルネー伯に甘える姿に安堵したこと。

『ブエノスアイレスの風』、リリアナも寂しい、でも精一杯頑張って背筋を伸ばしている女の子だった。あの子が、兄さん不在の間ひとりでどうやって生きてきたのだろうと考えると胸が痛んだ。

『My Dear New Orleans』を体調不良で休演し、最後の印象は『太王四神記』新人公演のスジニ。いや本公演もあるけれど、「役」としては。
小柄で、男の子っぽくしてはいてもいかにも少女らしい可愛らしさで、タムドクへの片想いが切なくて。最後、タムドクとキハの赤子を抱いて、天空の高みにいる二人を見上げていた。そのままではいつまでも立ちつくしているのではないかと思われるのを、ヒョンゴに促されて一緒に去っていく、そのシルエットが、最後の記憶。

大きな瞳の愛らしい、でもどこか寂しげな顔立ち。お芝居が上手で、歌も綺麗な声で。
まさかこんなに早く退団なんて思っていなかった。次あたり新公ヒロイン来ないかな、と楽しみにしていたのに。結局、最後にもう一度舞台で娘役姿を見ることも叶わなかったのだなあ。
もうその姿を見ることはできないかもしれないけれど、彼女のこれかにらが幸福なものであるように、と思う。

拍手[3回]

PR

2009/10/29 23:31 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・星

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<皇室の名宝@東京国立博物館 | HOME | 再会/ソウル・オブ・シバ!!(星組全国ツアー)その2>>
忍者ブログ[PR]