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2025/05/29 06:04 |
美稀千種アットホームサロンコンサート
第15回イゾラベッラサロンコンサート「美稀千種アットホームサロンコンサート」、7月6日(火)初日に行ってまいりました。
いや面白かった楽しかった! 歌もトークもみきちぐの男役芸も堪能して惚れ直した! 笑ったりじーんとしたり、最初から最後まで大いに盛り上がってあっという間の一時間でした。行って良かった。

客席も豪華で、正面に越乃立樹の同期コンビ(ちなみに雪組15時も一緒にご観劇)、その後ろのテーブルに百花真飛朝澄、仙堂綺華妃咲。ステージ横に星下級生6人くらい(皆見たことがある顔なのですが自信を持って名前を言えるのが朝都君だけでしたすみません)。

以下、一応ネタばれを避けて畳みます。長いし(笑)。

※7/14追記
小郷さんちに3日目(千秋楽)を見に行かれた思い出の記がアップされましたのでご紹介。豪華イラスト図解です!いやあイゾラって本当によいイベントですね。



***


プログラムは以下のとおり。

El Cumban Chero ~ Banbo Leo

花吹雪恋吹雪 ~ 誠の群像 ~ 星を継ぐ者

はじめから今まで ~ 会いたい(ポゴシプタ)

ブロードウェイ・ボーイズ ~ 幸せの夢 ~ Tonight ~ ステージ ~
我が愛は山の彼方に ~ イーハトーブ・夢 ~ ヴィンターガルデン ~
I'll Try ~ エルアルコン ~ 時を抜けて ~
ひとかけらの勇気

エル・アモール

PARADISO(疵)

いつか離れる日が来ても


(アンコール)銀河鉄道999

ではうろ覚えレポ行きます。

エル・クンバンチェロでちーくん登場!
ひらひらしたブルーにラインストーンのお衣装(ボレロのオープニングとかAmourそれはのオープニングとかのテイスト)で客席を練り歩き釣りながらステージへ、一気にヒートアップ。そしてステージ上でBanbo Leo、最後「……オーレ」でキメて拍手喝采。

改めてご挨拶とトーク。「星組の、美稀千種です」という言い方が既にクサくキザって男役全開な件に感心。
「このお話をいただいて、最初は1時間トークショーにしてしまおうかと(笑)。いやいや、やっぱりトーク半分歌半分で。あ、トークが先じゃいけませんね、歌とトークを織り交ぜて進めて参ります」
と、ここで
「皆様、今回のチラシをご覧になりましたか?そこになんて書いてあります?」
ざわつく客席。多分チラシはあまり流通していないと思うんですよね、私も持ってないし(苦笑)。しばらく戸惑いのざわめきが続いた後、小声の「……アットホームコンサート?」に我が意を得たりと「そう、アットホーム!アットホームと言うからには、皆様も聞いているだけじゃなくて参加していただきますよ!」そして「反応が遅い!」とツッコミ(笑)。

続けて「大好きな日本物と中国物の歌」ということで、「絶景かな絶景かな!」と花吹雪恋吹雪、誠の群像、星を継ぐ者(龍星)を続けて。花吹雪恋吹雪と龍星はトウコさんサヨナラショーを思い出して星担としてはちょっとしんみりしましたが、生粋の星男らしいハッタリあり流石の巧さありで聴かせてくれました。
歌い終わってエピソード紹介。花恋吹雪はお稽古場でこの歌を聞いたとき「なんて格好いいんだろう!」と鳥肌が立つほど感動した。この曲で踊れるんだとわくわくしていたが、いざ本番、山賊役のちーくんは着流しにブーツ、ポニーテールにはらりとシケをたらしてキメたものの、縄を投げる振りでその縄がポニーテールに当たりカツラがずれるという惨事が(笑)。盗賊は3人組だったのだけれど毎回誰かがそんな目に遭っていて「……二枚目にはなれませんでした」。
誠の群像では、女性の自分が新撰組隊士を演れるなんて宝塚は素晴らしい!と。龍星は「役名が格好良かったんですよ、アランって言うんです」(ここ、『アラン』はアビヤントのトウコさんの「……アランです」の言い方を思い出してください・笑)「でも、柚希礼音演じる霧影に『ここは俺達に任せろ!』って逃がすんですけど、結局一人も倒せずにとっとと殺されちゃうんですよ。やっぱり二枚目にはなれませんでした」

日本と中国の歌を続けたので、アジアであと一国、と思わせぶりに言い、流れたイントロは……冬ソナ!(爆)(プログラムには「はじめから今まで」とあったけど気付かなかった)
ちーくんもスタッフさんが持ってきたマフラーと眼鏡を装着、大真面目に歌う。が、途中途中で「家族ノミナサン、カムサハムニダ」「家族ノミナサン、サランヘヨ」と成り切ってお辞儀したり手を振ったり。客席大爆笑。
そしてそそくさと小道具を外し、会いたい(ポゴシプタ)を韓国語で。これも星担にはお馴染みの曲。
歌い終わって、韓流ファンなので、と言うちーくん。「と言っても、にわかファンで冬ソナ、天国の階段、そして太王四神記と三つしか見てないんですけどね(笑)」これから色々見たいと言ってました。

そこへBGM調に流れるイントロに、客席の越リュウがあれ?と言うように隣のしぃちゃんの方を見る。ちーくんすかさず「さてこの曲はなんでしょう?」
グランドホテル、と答える79期同期コンビ。「グランドホテルと言えば?」「……初舞台?」「そう正解です!」えー!?と驚く立樹越乃に「それしかないでしょうが!」とツッコむちーくん。
と言う訳で、美稀千種18年の軌跡をたどるメドレーの開幕。あれもこれもと欲張ったもののこの曲をいったいどうやってつなげるんだろうと思っていたら、吉田優子先生がサラサラッとアレンジしてくれたんだとか。
初舞台ロケットのブロードウェイ・ボーイズ、幸せの夢(メランコリック・ジゴロ)、Tonight(West Side Story)、ステージ(すみません作品わからず→夢・シェイクスピアと教えていただきました)、我が愛は山の彼方に、イーハトーブ・夢 、ヴィンターガルデン、I'll Try(それでも船は行く)、エルアルコン、時を抜けて(太王四神記)と続け、最後にひとかけらの勇気(スカーレット・ピンパーネル)を長めに歌って〆。

一気に歌って、I'll Tryについてだけ解説。「相手役が今客席にいる妃咲せあらちゃんなので、一緒に歌ってもらえばよかったんですけど(いえいえ、と首を振って顔を覆うせあらが超可愛かった)、今回は自分一人で歌ってしまいました」本当に自分のパートと裏声の娘役パートを見事に一人二役で歌ってて爆笑とともに拍手喝采でした。娘役声可愛かった(笑)。
「婚約者だったんですけど、結局は往復ビンタで振られちゃうんですよ。やっぱり、二枚目にはなれませんでした」(三度目の自虐ネタにそんなことないよちーくんはいつも格好いいよ!と内心密かに握り拳の私)
あとコメントは無かったのですが太王四神記が「タムドクが狩りに行って見知らぬ男連れて帰った、噂では西百済のカンミ城から来たらしい」で、え、そこ?と思いました。いや確かに持ち歌だけども(笑)。

この辺で受験生時代の思い出のお話も。
大の宝塚ファンだったちーくん、三次試験の面接会場は宝塚。宝塚に来ているというだけでもうテンション上がる上がる(笑)。当時から仲良しの越リュウと、当時大好きだったシメ様のジーザス・ディアマンテごっこ(ここでちーくん実演「本物はもっとずっと格好いいんですよ!」)をしていたら、本科生に「静かにッ!」と怒られた。
しょんぼりして面接、最後に、この後何をしますか?と聞かれて、受験生らしく大劇場を見ますとか言えばいいのに「疲れたのでホテルに帰って寝ます」と正直に答えて面接官の笑いを取ってしまった。
こりゃもう落ちる!と思ってフテ寝、翌朝も受験生らしくお団子を作って綺麗なワンピースなどというきちんとした格好はせず、ぼさぼさのみつあみにチェックのズボンというやる気のない出で立ちで10分くらい遅れて行った。ら、越リュウに「受かってたよ」とあっさり告げられた。「自分で見て感動したかったのにー!」(なら遅れて行くなw)
とりあえず家に電話をしなきゃ、と電話に並んでいたら長蛇の列で30分待ち。何とか電話を終えたら本科生が血相変えて呼んでいる。なんとちーくんが電話を待っている間に既に説明会が始まっていた。
説明会に出ないと入学の意思なしと見做される(!)ということでちーくんも大慌てで会場へ、しかし既に始まっている説明会、前の方に生徒、後ろの方に保護者席なのだけれどとても前まで行く勇気が出ない。「と言う訳で私、説明会は保護者席で聞きました」
……入学できてタカラジェンヌになって、今までいてくれてよかったなあと思いました(素)。

続けて「哀しみのコルドバという作品が大好きで、是非歌ってみたかったんです」と言う訳でエル・アモール。が、「この歌は一人じゃ歌えないんですよ。どなたか相手役になってくださいませんか?」といきなり。「アットホームコンサートだから皆さんも参加って言いましたよね?」と言いながら客席で獲物を物色「……みんな目を逸らしている(笑)」。
「真飛さんいかがですか?」と振ったものの「あ、すみません、真飛さんは本役でしたね、では隣の百花さんお願いします」とご指名。ステージ横まで出てくる百花さん、なんとまさかのちぐもも共演!
が、イントロが流れ、見つめ合うも噴きだしてしまうちぐもも。だ、大丈夫?
しかしそこはプロ、素晴らしいデュエットを聞かせてくれて場内大拍手。「ありがとう、おかけで夢が叶ったよ」「先輩、私も卒業したのに夢が叶いましたあ!」「組むのはバウのハレルヤゴーゴー以来だねえ」と手を取り合うちぐもも。良かったいいもの見た!

そしてPARADISO(とプログラムには書いてありましたがちーくんは「疵」と言ってました)。「男役なら誰でも歌いたいと思う曲ですよね!」
キメキメで歌い踊った後「真矢みきさんバージョン、湖月わたるさんバージョン、安蘭けいさんバージョンに続いてここについにみきちぐバージョンが!」と感動(?)してました。(この間のDSで涼さんも歌っていたし実は去年のイゾラでは百花さんも歌ってましたね)

そして「時間がたつのは早いもので、最後の曲になりました」「最後の曲をどうしようかと悩んで色々な方に相談し……いやあんまり相談しなかったかな(笑)」ということで、

いつか離れる日が来ても 平井堅(歌詞情報 - goo 音楽)

歌もすごく良かったし、いつか離れる日が来ても、と言う歌詞をしぃちゃんとか百花さんとか退団した仲の良い仲間を目の前にした空間で歌われると、何だかじーんときてしまった。「魔法のような笑顔」というフレーズにまんましぃちゃんの顔を思い出してしまったよ……(当のしぃちゃんは目の前でちーくんを見守ってます)。
あでも「キスしてもいいかな」と言う歌詞を歌ったとき自分の席からは顔がよく見えなかったのはちょっと残念でした(!)だってどんな顔で歌ってたか見たいじゃないですか。

最後のご挨拶。「本当に幸せです」「この経験を糧にこれからも精進していきたいと思います」と、本当に幸せそうに言ってました。会場の空気もすごく幸せいっぱいだった。

一度引っ込んてアンコール。ここでフライングで前奏(録音)が流れだしてしまい「ストップ!ちょっと待って!」……まず伴奏の黒澤さんを紹介したかったらしいです。と言う訳で改めてご紹介。しきりと感謝の言葉を述べるちーくんに恐縮して何度も頭を下げる、お人柄の良さが感じられる方でした。
アンコールは私らしく明るく、と流れだした曲は、銀河鉄道999!(ゴダイゴの方)客席に降りて歌い踊るみきちぐ! 選曲に何故?とちょっと思ったけれど、言葉どおり明るくノリノリで良かった!楽しかった!

最後もう一回出てきてくれて、コンサートはおしまい。
最後お見送りと握手もあり、拙い言葉ですが感動と感謝を伝えられてよかったです。ちーくんもすごく嬉しそうに顔をくしゃっとさせていて、更によかったなあと幸福感。

レポしてるとどうしてもネタトークが中心になってしまいますが、歌も本当に良かったです。龍星とかひとかけらの勇気とか最後の平井堅とか、聴かせる系の歌はじーんと聞き入ってちーくんを見つめてしまいました。ザ・男役な曲ではキメ顔も随所に見られて大満足。やっぱり小さいんだなあとは思ったけれど(失礼)、そんなこと関係なく熱く濃くクドくダンディな星男として(かつ踏み外さない端正さを併せ持って)歌とダンスと男役芸を見せてくれることが本当に嬉しいし、魅力的だと思いました。いや本当格好良かった惚れ直した。
今までの思い出を語る姿、何よりステージに立っている姿から宝塚が大好きでここにいるのだということも伝わってきました。これからもずっとずっと、星組の舞台に立ち続けてほしいなあと心から願います。


念のため、私のあやふやな記憶ですのでちーくんの言葉も全て「こんな感じだったと思う」ということでご了承ください。間違いを見つけたらこっそり教えてください。あと2日目3日目の様子も教えていただけたらありがたいです。





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2010/07/07 23:54 | Comments(0) | TrackBack() | 宝塚・星

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